エンジニア関羽

汐留シティセンターに本社を構える、袁紹率いる大手SIer「CFS(Coalition Force Systems)」。
曹操の立ち上げたスタートアップ「Gee-Tech」をBPとして起用し、
老舗企業「董卓重工」で運用されているレガシーシステム「KaYu-」のリプレイスを受注した。

「KaYu-」は現代においても、なぜか Solaris / Oracle Database 8 で稼働しており、
「Gee-Tech」の社員たちは担当することを恐れて誰も手を挙げない。

そんな中、「Gee-Tech」に業務委託として常駐する関羽(フリーランス・3次受け)が
静かに立ち上がり、自ら作業者となることを宣言する。

キックオフMTGの席で、チームリーダーである曹操(プロパー)は
関羽に温かいオーツミルクラテを勧めたが、関羽は
「KaYu-を斬ってから飲む。」と言い残し、清澄白河のコワーキングスペースを後にした。

数時間後、関羽は人形町の客先から戻ってきた。
関羽の手には検収印が押された作業報告書があった。

――そのオーツミルクラテは、まだ温かかったという。